「あー、残念。もう少しやったのに―」。こんな言葉を口にした人は多かったかと思う。サッカーW杯、日本対コートジボワール戦である。日本は惜しくも1―2で敗れた。
前半16分、本田圭佑選手の左足から放たれたボールが入って鮮やかに先制。まさに“突き刺さるような”ゴールだった。「勝てるんじゃないか」。そう信じた人は多かったと思う。その後の展開は省く。
私が小学校2年生のとき、Jリーグが開幕した。野球少年だった私も、校庭や公園でよくサッカーに興じた。自分の名前に、当時(今でも)大スターのサッカー選手、三浦知良選手と同じ「知」の字が使われていることに誇りを感じていた。なので、サッカーは大好きだ。
技術的なことはよくわからない。コートジボワール戦でテレビ解説をしていた、前日本代表監督の岡田武史さんは試合開始直前、「初戦に負けてもいいんですよ。残り2試合勝てばいいんだから。ただ、日本はそう考えられるほど、W杯の経験を積んでいない」と解説。だから初戦が大事という意味だったかと思うが、残り2試合での巻き返しを期待したい。(田畑知也)