防災の心構え

2014.09.25
未―コラム記者ノート

 丹波市の防災士でつくる丹波市防災会が主催した「防災フェスタ」で、人と防災未来センター長・関西大学社会安全学部教授の河田惠昭さんの講演を聞いた(9月21日号5面に詳細既報)。
 まず、防災のための情報収集は、自分から積極的に行わなければならないということ。最たるものは、雨がどれだけ降ったかは、行政のお知らせに頼らなくても自宅の庭でペットボトルを使って測定できると言われて、目からウロコの思いだった。
 「災害時には、ふだんやっていることしかできないものです」との言葉に、備えの意識が低い私はドキリ。NTT災害用伝言ダイヤル「171」は、毎月1日と15日に体験利用できるが、試したことがない人が大半と指摘されていた。いざとなっても落ち着いて使えるよう、今度の1日に試してみたい。
 「災害が起こる前は、自助、共助、公助の割合は1対2対7だと誤解している人が多いが、実際に遭遇すると、自助7、共助2、公助1でやらないと立ち行かない」とも。まずは自分で自分の命を守る努力が求められるということだった。(古西 純)
 

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