氷上高校と柏原高校が、スマートフォンの正しい使い方を身に付けようと、「スマホのルール」を作った。歩きながら操作するながらスマホや、スマホに依存し過ぎる生活を改めようと、生徒会が中心になって作成した。
ながらスマホによる事故は年々、増加傾向にあるようで、通行人にぶつかったり、バイクや自転車に接触してしまうケースも。自分自身だけでなく、周りの人を事故に巻き込む危険性も高い。車を運転していても、歩きながらスマホを操作している人とすれ違うのは怖い。
今のところ、日本ではながらスマホを規制する法律などはないが、アメリカのある州では規制条例があり、違反者には罰金が科せられるようだ。中国では、ある観光地で歩きスマホ専用道路が作られたとか。ただ、単にながらスマホを容認するものではなく、危険性を知ることでやめさせることがねらいだという。この問題は万国共通のようだ。
高校生は、スマホを正しく使おうとルールを作った。大人として、人に迷惑をかけない使い方をしようと気を引き締めた取材だった。(田畑知也)