先月、崇広小学校の5年生90人が情報産業の授業の一環で、社内見学に来てくれた。30人ずつ3回に分けて各約40分の見学で、駆け足だったがこちらもいい勉強になった。
説明しながらこれは値打ちかも知れないと思ったのは、丹波新聞は丹波地域の情報産業界で唯一、本社があるということ。取材の話だけなら他の新聞の記者にも聞けるが、新聞制作の全工程を見学できるのは丹波新聞しかない。編集機、印刷機を見て歓声が上がるのを見て、産業の勉強にはぴったりだなと思った。
子どもからの質問に社員が答えるのを聞いて初めて知ったこともいくつかあった。大豆油を原料にしたインキを使っていること、印刷機は1時間に8000枚印刷できること、新聞紙は再生紙100%であること、会社の敷地面積は約550坪であること…。
答えるのに困ったのは「1回の新聞をつくるのに、どれくらい時間がかかるのか」という質問。正解かは分からないが、「取材の時間をのぞいて、編集から印刷完了まで1日半です」と答えた。
また、他の学校のみなさんもぜひ来てくださいね。(古西 純)