先日、仕事を終えて帰宅すると、スマートフォンの画面にひびが入っていた。タップしても反応がない。いつどこで壊れたのか見当もつかなかったが、強制的に再起動させても状況は変わらず。
仕事でも使うスマホ。急な取材依頼があったらどうしよう、起こってほしくないが、事件や事故があっても連絡を受けられない。携帯ショップの営業時間は迫っている。
明日まで待つべきか―。考えていても仕方がないので、閉店間際の店舗に駆け込み、何とか代替え機で対応してもらうことができた。
生活や仕事のツールとして重要な役割を持つスマホ。それでつながる対人関係。メールや通信アプリでの“会話”が多くなっている今日この頃だ。いざ壊れてみると、依存度が高くなっていることに今更ながら気付いた。
頭に浮かんだのが、「絵文字より 本当の笑顔が うれしいな」。丹波市教委が募集した「わが家のケータイ・スマホ・インターネットルール・標語コンテスト」の啓発標語部門で最優秀賞に輝いた畑雄丞君(市島中1年)の作品。顔が見える会話を大切にしなければ。(田畑知也)