里山ごんげんさん

2016.01.21
未―コラム記者ノート

 丹波市氷上町谷村の「里山ごんげんさん」へ遊びに出かけた。まだ1月とあってかこの日は貸し切り状態。子ども6人と大人2人、思い切り遊ばせてもらった。
 2001年に発足したNPOナルク丹波が、10年ほど前から整備し、手作り遊具をたくさん置いて、毎週土曜日に開放してくれている貴重な遊び場。丹波青少年本部の推薦で、県から助成金が出て、活動が軌道に乗ったとか。
 NPO発足当時、定年退職後すぐだった事務局長の笹倉武史さんをはじめ、60―65歳だったメンバーは、今75―80歳に。7年間、夏休みに開催してきたキャンプを、今年は中止するという。6回185人もの定員が埋まる人気企画だった。惜しまれるが、年齢的に続けてほしいとは言いにくい。
 勝手ながら、ごんげんさんはこれから…という思いがよぎったが、昨年4月から、月2回の土曜日は、ナルクから引き継いで、お母さんグループ「くりぼう会」が開けてくれているそうだ。15年という歳月のなかで、ボランティアのみなさんと里山に育てられたつながりがあった。(古西 純)

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