下鴨神社の境内に茶店などを構える京都市の「あんこ処宝泉堂」が、丹波市産丹波大納言小豆を使ったあずきバー「氷の花」を開発した。材料を納入しているJA丹波ひかみでも本店隣の「とれたて野菜市」で販売を始めた。1本250円する高級品を買って味わった。甘さ控えめのあんこというか、ぜんざいをアイスにしたようで、風味は濃厚だがあっさりしていて、とてもおいしい。
社長は丹波市産の、丹波大納言小豆に強い思いがあり、同社が使う小豆は、丹波市産だけという。「ここの小豆が日本一。丹波と言っても広いので、これからは、丹波市産、丹波ひかみ産と産地が分かるようにして売っていく」「お菓子だけじゃなく、一つの野菜として、日常の食生活に取り入れてもらえるようにする方策も考える」と、これから10年、20年先、小豆を食べ続けてもらうために何をすべきかを考えているそうだ。
最高級あずきバーが食べられるのは、宝泉堂の店と「とれたて野菜市」のみ。話しのタネに1度味わってみては。とけやすいので注意を。(足立智和)