どう映る篠山の風景

2017.12.16
未―コラム記者ノート

 来年3月に開催される「篠山ABCマラソン大会」に同僚の田畑記者を誘ってエントリーした。
2015年の福知山マラソンに出場してから2年。ゴールまで5時間もかかり、あまりのしんどさと足の痛みに「マラソンはこりごり」と確かに思ったのに、日が経つにつれ、「もう少しがんばれたかも」と、思えてきたのだ。

 それは「後悔」というほど大げさなものではなく、「調整に失敗」というほどかっこいいものでもない。そんな時期に、篠山市担当へ異動。練習するランナーを市内のあちこちで見かけるようになると、後輩記者を誘っていた。

 夏ごろから少しずつ練習しているが、「さぁ、走るぞ」と意気込むと雨が降り、「今日こそは」と決意すると、楽しいお誘いが入る。走ることが生活のリズムになり始めると、調子に乗って足を痛める。完走をめざすための本を読むと、「インターバル走など、負荷をかける練習が…」―「嫌やな」と思う。

 ただ、すっかり慣れた篠山の景色が、走っている時の体調や心境に応じてどう映るのか。楽しみにしている。(芦田安生)

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