「よく見える」でも、「見えない」ところも 児童らトレーラーに乗車 死角や巻き込み学ぶ

2020.01.27
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17トンのトレーラーの運転席でハンドルを握る児童=兵庫県丹波市氷上町絹山で

兵庫県丹波市内の小学校で27日、地元の運送会社が持ち込んだ17トントレーラーなどを使った交通安全教室があった。児童たちは、普通車より運転席が高いトレーラーに乗車したり、死角、巻き込みなど大型車ならではの危険性について話を聞き、交通安全意識を高めた。

乗車体験では、踏み台を使って運転席に乗り込み、眼下にクラスメートたちを見下ろしながら「高い。めっちゃ遠くまで見える」「ペダルに足が届かない」などと口々に言い合った。

死角の講話では、地元の丹波署が協力。同社の運転手が運転席に乗車した状態で、車両の斜め後ろ方向に署員が立ち、「私が見えていますか」と質問を投げかけながら、前後左右に動き、死角が大きくなる大型車ならではの特徴を伝えた。

校区内にある運送会社「石見サービス」が、丹波署と連携して実施。このほか普段児童が目にする機会がない、運転席がある前部と、荷物を積む後部のトレーラーの合体場面を実演して見せ、児童たちを喜ばせていた。

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