兵庫県丹波市を流れる加古川源流の支流、同市青垣町の石風呂川でこのほど、飼い主に捨てられたとみられるニシキゴイ14匹が保護された。水路改修工事中の佐地神社(同町佐治)に寄進する。
1月下旬、近くに住む男性(53)が見つけた。近づくと、長靴に寄ってきたことから「飼い主に捨てられた」と気付き、警察に連絡した上で保護した。
金、銀、紅白と様々な色のコイがおり、中には体長40センチほどのものも。川の水が冷たいからか動きは緩慢で、網で簡単にすくえ、うろこがはがれないように、慎重に移送された。
男性は、「少し前に見たときは17匹いたが、キツネか何かに食べられたのかもしれない。アマゴが住むような渓流は、コイには似つかわしくない。神社の水路でのんびりゆったり暮らしてほしい」と話していた。