捨てられた?錦鯉が渓流に 近隣住民が保護、神社に寄進へ 「のんびり暮らしてほしい」

2020.02.06
ニュース丹波市地域地域

清流で泳ぐニシキゴイ=2020年2月1日午前8時45分、兵庫県丹波市青垣町大名草で

兵庫県丹波市を流れる加古川源流の支流、同市青垣町の石風呂川でこのほど、飼い主に捨てられたとみられるニシキゴイ14匹が保護された。水路改修工事中の佐地神社(同町佐治)に寄進する。

 

1月下旬、近くに住む男性(53)が見つけた。近づくと、長靴に寄ってきたことから「飼い主に捨てられた」と気付き、警察に連絡した上で保護した。

保護されたニシキゴイ

金、銀、紅白と様々な色のコイがおり、中には体長40センチほどのものも。川の水が冷たいからか動きは緩慢で、網で簡単にすくえ、うろこがはがれないように、慎重に移送された。

男性は、「少し前に見たときは17匹いたが、キツネか何かに食べられたのかもしれない。アマゴが住むような渓流は、コイには似つかわしくない。神社の水路でのんびりゆったり暮らしてほしい」と話していた。

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